ステンドグラス悪童日記

マンションのステンドグラスデザイン

マンションのエントランスに設置するステンドグラス図案です。
プロヴァンス風のリクエストと、お任せのデザインも見てみたいとのことで幾何学です。

A、B棟の2パターン、強度のため4分割で1枚分です。
建物は変わっても共通点がある感じがご希望です。

過去3作品を他工房で作られているお施主様で、全て見させていただきました。
それを参考にあまり奇抜過ぎず、気張らずシンプルにデザインしました。

ブルーの直線には四角の面取りガラスを使用します。

グリーンの円形を重ねたパネルはプリズムを使用。

グリーン系とブルー系、曲線と直線の違いはあるのに統一感ある感じになったと思います。
オパックなどアンティークの質の高いガラスを使用し、シンプルでも存在感ある質感に。

もう1つは具象のデザインです。
マンション名からイメージして欲しいとのご希望でした。

A棟:ベルコリーヌ(Belle Colline)
「美しい丘」小高い土地に建つプライド、というイメージ。

B棟:オーソレイユ(Au Soleil)
「太陽・日向」日当たりよく、明るい建物、というイメージ。

A棟 小高い丘に建つプライド。雄大な感じで。

B棟 海辺の陽当たりよく、透明感がある明るい感じ。

どちらも奥行きを感じられる構図にしました。

プロヴァンス風の図案に決定です。年明けに設置予定です。


フランク・ロイド・ライト風などの図案

新築する家のキッチンにステンドグラスを設置予定です。
具象ではなく、スタンダードな感じがご希望です。ちょっと変化したものなどとあわせてご提案しました。

色はブルー、または透明だけで描きました。
ケイムに強弱をつけたデザインや円形を組み合わせたものなど描きました。

他のデザインも見てみたいとのことで、もっと素朴なものやロサンジュ(ひし形の組み合わせ)やフランク・ロイド・ライト風の図案も描きました。

A案に決定です。
ガラスを工房で選んでいただいた後、制作に入ります。
年末に取付け予定です。


色検査

鳥のステンドグラス、カットが終われば色検査です。

このままでもとても綺麗です。

施主様は白が気になったみたいですが、写真より違和感ないことを伝え、私が気にした緑を濃く、オレンジを薄く、ストリーキーも1部切り直しました。

背景のブルーもグリーンのひし形も、下から上にグラデーションをかけています。

ご確認していただいたら制作です。
ケイムの太さを変えながら、組んでいきます。


鳥のデザイン。

3年前に設置したお客様から、再度のご注文です。
桜のステンドグラスの向かいに取付けるので、シンプルで淡い色合いをご希望です。

鳥のデザインも見てみたいとのご希望で2パターン描きました。

最終的に2つを合わせたデザインに決定です。

リビングの吹抜けに設置します。

最初の作品が桜と菖蒲で華やかなデザインなので。こちらは透明感のあるガラスを使用します。
アンティークガラスがご希望です。

再度のご注文は、前の作品を気に入っていただけてると感じられ、とても嬉しいです。


色検査

バラのステンドグラスの色検査です。
背後に型ガラスが入っているのでアンティークに拘らずガラスを選びました。
前回のデザイン画より、少し変更しています。

バラの花は施主様と相談しながら決めました。
似ていますが、中心、中側、外側、3枚違うガラスです。

葉はランバーツのオパック3色。落ち着いた感じです。
アーチもランバーツ、淡いアンバーのクラッケルを使用しました。
背景はマシンメイドです。

工房まで来て、ご夫婦でご確認していただきました。

別件ですが、円形の入ったパネルを組む時、ガラスを並べたまま組んでもいいのですが、クリアガラスで1度ケイムに円形のクセを付けるとキレイに仕上がります。

型通りにガラスカットしておけば、組上げた時ケイムの長さもピッタリ仕上がります。
透明ガラスは無駄になるけど、キレイに仕上る方がいいですね。

無駄と言いましたが、ピージュ(定規)に使うので全部は無駄になりません。


バラのステンドグラス図案

リフォームして明るくなった窓に、花のステンドグラスがご希望です。
いただいた資料を元にデザインしました。

最初は資料を元にしたバラをダブルボーダーにしたものと、架空の花模様をご提案。
ご意見など聞きつつ、二回目は少し雰囲気を変えて円形などご提案。

微調整は実際お会いして決めていくことになりました。
ラフスケッチでは、ボーダーはシングル、葉は伸びやかにバランス良く仕上げました。

使用ガラスもアンティークに拘らず、マシンメイド、オパールセントなど合わせて制作します。


バラと桜の色検査

キッチンと玄関に設置するステンドグラスです。
カットが終わりお客様立会いのもと色検査です。

キッチンは薔薇のデザイン。

フリモントやランバーツなど全てアンティークガラスです。
薄いピンクを1部濃くしました。

玄関の桜。リーミーやストリーキーなど使用

桜のオパックは(乳白色)同じ品番ですが、取り寄せた時期が違いで微妙に色が違います。
それをいかしました。
こちらもブルーなど相談しながら変えます。

どちら花びらなど小さいピース6〜7枚直しました。
面積にもよりますが、これぐらいなら無料です。

7月初旬取付けです。


ステンドグラスの色検査。

風景とハナミズキのステンドグラス、カットが終わると並べてバランスを見ます。

ハナミズキの後ろは型ガラスと合わせるのでマシンメイドでもよかったのですが、グラデーションやストリーキーなど表情が出ない所はアンティークを使用しました。

風景はオパールセント、マシンメイド中心です。湖の紫はココモ葉の紫はブルズアイを使用。

紫のオパールセントを探すのは苦労しました。
周りの葉と同じモトル(ネコの足跡のような表情)の紫を見つけられ良かったです。

ガラスのチェックはお任せだったので、こちらで違和感ある葉や空を切り直しました。
細かいデザインですが、ケイムの太さに変えながら組んでいきます。


風景とハナミズキの図案

リフォームに合わせて風景とハナミズキのステンドグラスを設置します。

ハナミズキは過去の作品にあるような流れる感じ、紫色もご希望です。

風景は木、山、湖などを入れました。使用したい色が緑や紫だったのでそれをどこに入れるか考えました。

最初のデザイン2パターン。

「2つの良い所を合わせて欲しい」とのご希望。
全面にあった木を右にずらして、空も広く取りました。

これで決定です。

紹介が遅れましたが、制作はかなり進んでいます。
今月取付に行きます。


教室展3日目

昨日は雪でした。雪のステンドグラスもいいものでした。
雪の中来ていただいた方々、感謝いたします。

ステンドグラスには大きく分けてコパーとケイムという技法があります。
細かな作業や教室の多くはコパーテープを使うもの。
住宅用にはH型のケイムを使う場合が多いです。
ケイムにもラウンド、面ハンダなどの違いもあります。

また、別の見方からすると絵付けする、しない。ということ。
絵付けの方が本来のステンドグラスの意味になります。

前々回絵付けをズルして仕上げています。っと書きました。
そのズルの方法です。

先週の金曜窯入れだったので、できれば1回の焼きで済ませたい。

表裏1っぺんに線書き調子付けをします。それも2枚。

アンティークの薄い物は2ミリ、重ねてもケイムに入ります。それなら1回の窯入れでも。
と思ったのですが『これでは出品できない』焼き上がりの土曜日、再度窯入れ。

2回目、納得いかなかった首の辺に手を入れ、あ〜そこがよりイマイチな感じに。
(手で持っているところ)

ん〜やるか!(最後にとっておきのずるしました)

ブランクあり過ぎ、練っていたグリザイユには2013年って書いてある年代物だし。
(使わずに古くなっただけです)

ま〜これで上手くいったら、毎日やってる人に悪いし。
(言い訳だけは上達している)

ただ2枚の線を合わせるのはそれなりに難しいことです。特に目が。

もう1つはいつもの感じ。

これは5〜6年前に恩師の工房で腐食させたいただいたものです。
大作の試作品だったはずですが。今頃使われることに。

何ができるかな?跡、のような作品です。これにもひと工夫しています。
作り方など質問してください。

私の作品は4作品。教室の力関係で隅の方においやられています。


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

>>詳しいプロフィール<<


ブログ内検索



カテゴリー

  • 制作について (139)
  • 施工例 (75)
  • 教室 (350)
  • 日々のこと (202)
  • 未分類 (94)


  • にほんブログ村 美術ブログ ステンドグラスへ
    にほんブログ村

    月間アーカイブ

  • 2018年12月 (6)
  • 2018年11月 (1)
  • 2018年10月 (1)
  • 2018年9月 (4)
  • 2018年8月 (8)
  • 2018年7月 (10)
  • 2018年6月 (4)
  • 2018年5月 (6)
  • 2018年4月 (11)
  • 2018年3月 (9)
  • 2018年2月 (6)
  • 2018年1月 (1)
  • 2017年12月 (12)
  • 2017年11月 (7)
  • 2017年10月 (6)
  • 2017年9月 (4)
  • 2017年8月 (10)
  • 2017年7月 (7)
  • 2017年6月 (9)
  • 2017年5月 (10)
  • 2017年4月 (8)
  • 2017年3月 (12)
  • 2017年2月 (8)
  • 2017年1月 (8)
  • 2016年12月 (7)
  • 2016年11月 (1)
  • 2016年10月 (8)
  • 2016年9月 (10)
  • 2016年8月 (9)
  • 2016年7月 (5)
  • 2016年6月 (7)
  • 2016年5月 (7)
  • 2016年4月 (9)
  • 2016年3月 (5)
  • 2016年2月 (6)
  • 2016年1月 (2)
  • 2015年12月 (6)
  • 2015年11月 (5)
  • 2015年10月 (7)
  • 2015年9月 (6)
  • 2015年8月 (4)
  • 2015年7月 (6)
  • 2015年6月 (8)
  • 2015年5月 (7)
  • 2015年4月 (7)
  • 2015年3月 (9)
  • 2015年2月 (3)
  • 2015年1月 (3)
  • 2014年12月 (7)
  • 2014年11月 (3)
  • 2014年10月 (2)
  • 2014年9月 (5)
  • 2014年8月 (3)
  • 2014年7月 (2)
  • 2014年6月 (3)
  • 2014年5月 (10)
  • 2014年4月 (8)
  • 2014年3月 (7)
  • 2014年2月 (5)
  • 2014年1月 (3)
  • 2013年12月 (6)
  • 2013年11月 (2)
  • 2013年10月 (3)
  • 2013年9月 (7)
  • 2013年8月 (4)
  • 2013年7月 (3)
  • 2013年6月 (11)
  • 2013年5月 (4)
  • 2013年4月 (2)
  • 2013年3月 (6)
  • 2013年2月 (4)
  • 2013年1月 (3)
  • 2012年12月 (5)
  • 2012年11月 (1)
  • 2012年10月 (3)
  • 2012年9月 (5)
  • 2012年8月 (5)
  • 2012年7月 (3)
  • 2012年6月 (2)
  • 2012年5月 (3)
  • 2012年4月 (4)
  • 2012年3月 (5)
  • 2012年2月 (5)
  • 2012年1月 (2)
  • 2011年12月 (5)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (2)
  • 2011年9月 (3)
  • 2011年8月 (3)
  • 2011年7月 (4)
  • 2011年6月 (4)
  • 2011年5月 (6)
  • 2011年4月 (6)
  • 2011年3月 (3)
  • 2011年2月 (7)
  • 2011年1月 (4)
  • 2010年12月 (7)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (8)
  • 2010年9月 (6)
  • 2010年8月 (7)
  • 2010年7月 (6)
  • 2010年6月 (7)
  • 2010年5月 (5)
  • 2010年4月 (8)
  • 2010年3月 (9)
  • 2010年2月 (9)
  • 2010年1月 (10)
  • 2009年12月 (9)
  • 2009年11月 (5)
  • 2009年10月 (9)
  • 2009年9月 (10)
  • 2009年8月 (9)
  • 2009年7月 (13)
  • 2009年6月 (11)
  • 2009年5月 (13)
  • 2009年4月 (10)
  • 2009年3月 (12)
  • 2009年2月 (9)
  • 2009年1月 (11)
  • 2008年12月 (11)
  • 2008年11月 (16)
  • 2008年10月 (9)
  • 2008年9月 (9)
  • 2008年8月 (14)
  • 2008年7月 (11)
  • 2008年6月 (13)
  • 2008年5月 (6)
  • 2008年4月 (7)
  • 2008年3月 (9)
  • 2008年2月 (9)
  • 2008年1月 (5)
  • page top

    Scroll Up