ステンドグラス悪童日記

欄間のステンドグラス図案

和室とリビングの間のドア上にステンドグラスを設置します。
ご希望は木をイメージさせるもの。

どんなデザインを望んでいるのか考えます。
直接木のデザインをするのではなく、木を連想させる色や線でデザインしました。

打ち合わせをしながら、細部をご希望に近づけます。

ガラスカットが終わり色検査です。

爽やかな感じです。

部分マシンメイドの質感をポイントにして、アンティークガラスメインで制作します。
季節を感じにくい室内なので、ガラスの色と質感で四季も表現できるようにしたいです。

兵庫県姫路市  11月初旬取付


間仕切りのデザイン画

玄関正面に見えるドアの間仕切りにステンドグラスを設置します。
ご希望は具象ではなく中心と両脇にちょっとしたデザインを入れる感じ。

ご希望の色は、緑、青、茶色、赤です。

色は抑え気味にしました。赤も入れないB案に決定です。
ポイントの小さい四角、上下左右を青に変更。

カットも終わり色検査です。

ガラスは白の流れをアンティーク、あとはマシンメイドを効果的に使いました。

ダブルボーダー内側は、グルーチップに似た細かな模様より、大きな模様のリップルに変更しました。

外側のグルーチップは普通より大柄なダンカンです。これなら他のガラスと相性も良さそうですし、品の良い感じなります。


カメの色検査

カットが終わり、お施主様立ち会いで色の検査をします。
今回は施主様ご希望のアンティークガラスで制作します。

ガラス選びにも参加いただきました。1箇所だけアンティークでない物を使用します。
綺麗に感じればそれでいいです。

制作に入ります。

ガラスの周りにケイムを巻き、差し込むのですが、今やっているケイムを作る時には次のケイムができていないと差し込めない。(何言ってるか分からないですね)
見た目以上に複雑な組でした。
ほぼ逆向きに鉛を曲げますが、ケイムにストレスがかからないような工夫をして曲げます。
綺麗なカーブになります。

難しかったけど楽しい組でした。


愛犬のステンドグラス色検査

ドアに入るステンドグラスの制作過程です。

顔は気になるので慎重になりました。
顔の形や、鉛の線が入った時の見え方などご確認いただきました。

顔に線を入れたくないとのことで、表面の目はフュージング、裏面は接着です。

ガラスに張り付け色検査です。

流れも綺麗です。

具象なデザインなので、ガラスはいろんな種類、メーカーを合せて使っています。


愛犬のステンドグラス

リフォームにあわせ、亡くなった愛犬のステンドグラスをドアに設置します。
一緒に遊んだのでしょうか、バットとボールも入れて欲しいとのご依頼です。
顔はご主人様の絵を参考にしました。

ドアなので補強の線も考えデザインします。
ボールや空など修正しました。

顔は慎重にしたいので、相談しながらすすめます。


庭と風景のデザイン画

お世話になった海外にある友人宅のお庭を、ステンドグラスで作りたいとのご依頼です。

シンプルなもの、リアルに描いたものなど考えました。

グラデーションのガラスを使ったり構図で奥行きを感じさせたり。

自転車とブランコがあるデザインに決定です。

色検査を終え自転車を貼付けた所です。

ガラスはアンティークのクラッケルやオパック。
ブランコも真鍮とハンダ付けで制作します。

自転車、ブランコは外注です。依頼して良かったです。
あると存在感が出て小さなパネルも重みが増した気がします。


レトロなステンドグラス

すでにお住まいの玄関上に設置するステンドグラスです。
工房でご希望をお聞きした後、下見に行きました。

型ガラスが入っていて、クリアガラスに交換しましょうか。とも言われましたが、そのまま生かすことにしました。

グリーンがお好きな色です。直線主体のデザイン。

線に強弱をつけ、斜線、円など使い変化させました。

決まったモチーフがなければ、何もない所からイメージしてデザイン画を描きます。
下見は重要で、30年以上住み続けた家なので、その雰囲気にあわせるようにしました。

C案に決定です。他は下見でイメージしたもの
C案は最後にできたデザインで、家に調和しそうで描けて良かったと思いました。

緑を多く、真中にアンク(魔除けのでもあり、エジプトの生命を意味する象徴図像)を入れて欲しいとご希望です。
太い線で描きました。

アンティークよりマシンメイドが雰囲気に合うと思い、大きな波のあるクリアなど数種類を使用。
新たに押し縁は作らず、古い建具を生かしてYケイムで型ガラスの前にステンドグラスを設置します。


制作過程。

ステンドグラスの制作過程です。
卒業記念で小学校へ残す作品です。
色の検査をしました。

麦のデザインは拡大時にさらに変えています。

ガラスはマシンメイド、アンティーク混ぜて使っています。
具象なデザインにはオパールセントが透明の背景に映えます。
麦の色は濃すぎで切り直し。同じガラスでもちょっとした濃淡でかわってきます。

羊は芯を抜いて組みます。微妙に違った時にはバラして逆から組むとよりピッタリすることがあります。4ミリ〜12ミリで制作します。

ステンドグラスは組み終わり、卒業式前に納品しました。


小学校のステンドグラス

卒業記念のステンドグラスです。東京三育小学校は3年前にも制作させていただきました。

ご希望は校歌にでてくる『麦と子羊』。どう表現するかはお任せです。
現場を見たあと子羊のデザインのため本を探しに行きました。

羊の写真集は購入せず、子供がおしりを向けて振り返った時が可愛かったのを思い出し、そのイメージしてデザイン。しっぽも顔も見れます。羊飼いはフナスキンをイメージ。夜の感じで。
麦は奥行きを感じられるような透明感のあるイメージ。
納期もなく1回で決めるつもりでしたが、返事待ちの間に気になった麦を描き直し。

上部が曲線なので麦畑の部分は直線で表現しました。対比がおもしろくなれば。
ガラスはフリモントやストリーキーなど使用する予定です。豊作を感じられるように。

ステンドグラスは木製の扉をくり抜き設置します。
2017年3月取付け。


吹抜けの色検査

ステンドグラスの制作行程です。
カットしたガラスを透過光で確認します。
お施主様にも立ち会っていただきました。

多かったブルーを薄い黄色に変えてバランスが良くなりました。
お施主様の意見もとても参考になりました。

ガラスカットと組は私がやり、パテ詰めをスタッフにお願いしています。
ガラスとケイムの隙間をひろげ、指詰めのあと再度ヘラで押し込みます。

透過光で最終の掃除をします。

ステンドグラスに光が入るととても綺麗です。少し動くたびにキラキラします。
4月に取付です。


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

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