ステンドグラス悪童日記

2019.2.19 / 制作過程

ステンドグラスの修理。

マンションドアに設置されたステンドグラスの修理です。
前にも紹介しましたが、立てたまま直す方法を簡単に説明します。

ドアごと外す本格的な修復となると高額になるので、外さず直します。割れは2枚。

ガラスカッターでカット線をいれ、マルトリンヌで裏から叩きます。
(カッターの裏でもいいです)

ボロボロ取れてきたら、指で外しパテをとります。

ガラスを入れる前に四方にパテを入れ、片面のみ2ミリ大きめのガラスをいってこいします。

そのままでは固定されないないので、コーキングをして終わりです。

近くに寄らなければ分かりません。

真鍮補強がしっかりしていたのでできました。
弱いパネルでは難しいです。


真鍮補強

ガラスの色を施主様に確認していただいたあとはケイムで組みます。
5〜15ミリのケイムを使用しました。

ステンドグラスの補強のため、真鍮の角棒をつけました。

真鍮補強したあとは、ステンドグラスを立て掛けるのも安心です。
取付けの様子です。

まだ足場や外のシートが外れていませんが、設置後の様子です。

建物が完成したら撮影に行きます。


ステンドグラスの色検査

少し時が経ってしまいましたが、プロヴァンスをイメージしたステンドグラスの色検査です。
ガラスを選ぶ時は背景や向きなど気に留めます。
窓に設置した時に綺麗に見えるように。

海と山のパネル、ガラスを並べて色の組み合わせを見ます。

海の1部分。

山のパネル。

数カ所切り直し、ケイムで組みます。


年末、考え事

ブックオフで立ち読みした本に
「難しいと思ったことほど助けが集まる」と書いてあった。

そっか〜そんなことを考えながらガラスを掃除していました。
『キレイだな〜』っと作ったばかりのステンドグラスに見とれながら。

色や細かな質感はとんでいます。実物の方がずっと綺麗。

空の面は全てアンティーク。オパック、ストリーキー、グラデーションと高価なガラスの1枚です。海はマシンメイド。良い表情になります。(あとで色検査のブログも書きます)

難しいことでも、チャレンジすればきっと助けてもらえる。
重そうな扉でも、本気で開ける人には軽く開いてしまうように。
そんなことも昔あったような気がします。

頭で無理と考えても、心が行けと言えばGOサイン。最近は心の声にも耳を澄まさなかった。
目先のにとらわれ、オセロゲームの今取れるものをできるだけひっくり返すことばかりのような。もっと心の声に耳を澄ませば、4隅は自然と取れているのに。

忙しかったこともあり1人の年越しです、東京で7〜8年ぶりの。

以前は毎年、年が変わる時報を工房で聞いていました。新年の目標など考えながら。
ここ数年、時報に目標もたてず、パワープレイになっていた最近を反省し、リスクを取るのもいいかもしれない。
なんていっても具体的に何も浮かばないのですが・・・

今ある手持ちのカードで戦いましょう。数年前の目標とは、かなりの軌道修正が必要かもしれないけれど。

大掃除も年賀状もまだです。『ブログ書く暇があれば年賀状書け!』耳を澄まさなくても心の声が聞こえてきます。『なんでこんなに散らかっているのっ!!』生徒の声まで聞こえてきました。

これから新宿に蕎麦買いに行って、ボクシングと紅白見ながら時報を待ちます。
とことこ歩きながら、何をすれば良いのか感じとる予定です。(降りてくれば・・・)

どうぞ来年もよろしくお願いいたします。


色検査

鳥のステンドグラス、カットが終われば色検査です。

このままでもとても綺麗です。

施主様は白が気になったみたいですが、写真より違和感ないことを伝え、私が気にした緑を濃く、オレンジを薄く、ストリーキーも1部切り直しました。

背景のブルーもグリーンのひし形も、下から上にグラデーションをかけています。

ご確認していただいたら制作です。
ケイムの太さを変えながら、組んでいきます。


鳥のデザイン。

3年前に設置したお客様から、再度のご注文です。
桜のステンドグラスの向かいに取付けるので、シンプルで淡い色合いをご希望です。

鳥のデザインも見てみたいとのご希望で2パターン描きました。

最終的に2つを合わせたデザインに決定です。

リビングの吹抜けに設置します。

最初の作品が桜と菖蒲で華やかなデザインなので。こちらは透明感のあるガラスを使用します。
アンティークガラスがご希望です。

再度のご注文は、前の作品を気に入っていただけてると感じられ、とても嬉しいです。


色検査

バラのステンドグラスの色検査です。
背後に型ガラスが入っているのでアンティークに拘らずガラスを選びました。
前回のデザイン画より、少し変更しています。

バラの花は施主様と相談しながら決めました。
似ていますが、中心、中側、外側、3枚違うガラスです。

葉はランバーツのオパック3色。落ち着いた感じです。
アーチもランバーツ、淡いアンバーのクラッケルを使用しました。
背景はマシンメイドです。

工房まで来て、ご夫婦でご確認していただきました。

別件ですが、円形の入ったパネルを組む時、ガラスを並べたまま組んでもいいのですが、クリアガラスで1度ケイムに円形のクセを付けるとキレイに仕上がります。

型通りにガラスカットしておけば、組上げた時ケイムの長さもピッタリ仕上がります。
透明ガラスは無駄になるけど、キレイに仕上る方がいいですね。

無駄と言いましたが、ピージュ(定規)に使うので全部は無駄になりません。


バラのステンドグラス図案

リフォームして明るくなった窓に、花のステンドグラスがご希望です。
いただいた資料を元にデザインしました。

最初は資料を元にしたバラをダブルボーダーにしたものと、架空の花模様をご提案。
ご意見など聞きつつ、二回目は少し雰囲気を変えて円形などご提案。

微調整は実際お会いして決めていくことになりました。
ラフスケッチでは、ボーダーはシングル、葉は伸びやかにバランス良く仕上げました。

使用ガラスもアンティークに拘らず、マシンメイド、オパールセントなど合わせて制作します。


バラと桜の色検査

キッチンと玄関に設置するステンドグラスです。
カットが終わりお客様立会いのもと色検査です。

キッチンは薔薇のデザイン。

フリモントやランバーツなど全てアンティークガラスです。
薄いピンクを1部濃くしました。

玄関の桜。リーミーやストリーキーなど使用

桜のオパックは(乳白色)同じ品番ですが、取り寄せた時期が違いで微妙に色が違います。
それをいかしました。
こちらもブルーなど相談しながら変えます。

どちら花びらなど小さいピース6〜7枚直しました。
面積にもよりますが、これぐらいなら無料です。

7月初旬取付けです。


ステンドグラスの色検査。

風景とハナミズキのステンドグラス、カットが終わると並べてバランスを見ます。

ハナミズキの後ろは型ガラスと合わせるのでマシンメイドでもよかったのですが、グラデーションやストリーキーなど表情が出ない所はアンティークを使用しました。

風景はオパールセント、マシンメイド中心です。湖の紫はココモ葉の紫はブルズアイを使用。

紫のオパールセントを探すのは苦労しました。
周りの葉と同じモトル(ネコの足跡のような表情)の紫を見つけられ良かったです。

ガラスのチェックはお任せだったので、こちらで違和感ある葉や空を切り直しました。
細かいデザインですが、ケイムの太さに変えながら組んでいきます。


プロフィール

璃房ステンドグラス代表 五味理

五味理

ステンドグラス制作や教室のこと、日々のこと

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