璃房ステンドグラス

DIARY日記

明治のステンドグラス

先週、108年前の古いステンドグラスを取外しました。
話では1910年大阪の家に設置したステンドグラスを、半世紀後赤坂に新築した時に移したようです。
小川三知や宇野澤辰雄が40過ぎぐらい。
(2人とも1867年生まれ、私が1967年の100歳違い)
三知の帰国が11年なので、宇野澤ぐらいしかいなかったのかも。

玄関の室内間仕切りとして使用しています。
取外しは3人掛かりでした。釘なしで組み込まれていて苦労しました。

作ったことがある人なら分かりますが、難しいカットです。
『割れてる』っと思いましたが。意図的に切った?
明治、大正、昭和、平成と生き抜いています。東西2つの震災を上手にかわして。
あまりしなかったデザインですが、よくよく見ると味わいある良いデザインです。
古い建築物に合います。
現代的な建物だとどうだろう?蔵のような所なら合うかも。
とても参考になった仕事でした。
機会があれば、この雰囲気を再現してみたい作品でした。