璃房ステンドグラス

DIARY日記

三知風、ゆりのステンドグラス

昨日は数年前に教室をやめたベテランさん(山口県在住)が遊びに来た。
久しぶりではあるが、教室に来ていた当時と変わらない私の対応に「もっとよく来たね、とかうれしそうにしてよ」とすねていた。それを聞いていた生徒が「それが先生らしいのよ」とフォローしてくれた。いつもより『おっ』って顔したつもりなのに。
なので「今度来た時にはハグしてやる」って言ってやった。
私らしさってなんだ?
らしいと言えば。(こんなふりか)三知らしい作風でと作った作品が完成した。自分なりにやってみたが、3ヶ月とはちょっとかかり過ぎだ。
制作する上で特に気にした点は。
○コブシと紫陽花のパネルのように、パネルの背景が透けて景色と一体になるように心掛ける。
○デザインはおしゃれや奇抜な感じより、素朴で控えめなものを意識する。
素朴さという点では難しかった。緑のガラスは少し派手だ、控えめなはずのユリが予想以上に華やかな形だと分かった。素朴さは自分自身が身につけていないと生まれないものかもしれない。分からないけど・・・
バンドソーを買おうか迷ったがやめた。花はココモ、背景はランバーツの1X、デザーグ(ショットと言うかも)の0189でも良いと思う。1Xはガラスの厚みが3~5㎜なのでコパーだと揃わない。中心から真っ二つに切り、耳側の厚い部分が上下にくるようにした。これでハンダした時に、中心が太く、外側が細くなる。
蝶のラインも流水は見慣れているので少し考えた。ヒラヒラした感じが欲しかったが、ラインを描くとうるさくて使えなかった。これで少し落ち着いた。
当初は縦長で考えていたが、相当大きくしないと余白がいかされないと思い横にした。
それでも、もっと大きいサイズの方は感じは出ると思う。
リアルに作るのが良いか分からないが、アヤメやザクロなども同じ作風で作ってみたい。
でも次はティファニー調に挑戦しようかな。
いろんなスタイルで仕事を受けられるようにしたいし。
8月にある璃房の作品展には出展したいと思います。
作品展の詳細は近くアップします。