璃房ステンドグラス

DIARY日記

昨日のこと

昨日は岸哲也さんの個展に行った。
絵付けや窯仕事など凝っているのに価格が低い。ほとんど利益などでないのではと思われる。
バブルの頃は大量の仕事をして儲かったそうである。でも利益が出ても客が喜ばない、それはどなの?と考えたらしい。

今日で終わり、紹介が遅れてすみません。
ステンドの稼ぎは同年代男性と比較してはいけないのかな。喜んでもらえることでいいのかも。でも利益を出さないと工房を続けて行けないし、年がいくほど仕事はできなくなる。バランスが難しい。
クリスティン・ニュートンさんが来るというので待つことにした。アートスクール卒の人にはおなじみ、在学中2週間デザインを習った。もう15年以上も会ってない。
先生は顔を覚えてくれていた。
「あ~わかります。ん~ゴットさん」「惜しい、ごは合っている」
先生のデザインの授業はためになった。インクを飛ばし切ったり貼ったりコピーしたり。
美術展に出展した作品はみんなその応用だ。
当時描いた絵に「これは優勝できるデザインです。」そう褒めてもらいうれしかった。また会う約束をして別れた。
新宿へ。夕食に小便横町でもいこうか迷ったが、新宿駅を挟んで対角線上にあるさびれた居酒屋へ向かう。中を覗き込んでやっぱり辞める。(今日はビールの気分じゃないかった)昔ここを通ったとき、疲れたおじさん達がたむろしていて、こんな店で飲むようになったら終わりだな。なんて思ったもんだ。今では居心地がいい。

南口タワーレコードのすぐ下だ。
結局、代々木から千駄ヶ谷に歩き、1000円の定食に心の中で価格をつける。
(ここに払える金額は750円だな)
部屋に帰り、途中105円で買った小説をよむ。佐藤正午ブームは健在で永遠の1/2を探したのになかったので代わりに『9月の⒋分の1』を買う。初めて読む作家だ。
(佐藤正午3冊目に読んだジャンプは良かった)
そんな15000分の1の日でした。