璃房ステンドグラス

DIARY日記

お客様デザインのステンドグラス

 

今日写真が届きました。取付は大工さん。
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家の北面の階段上に鮮やかなステンドグラスが入りました。
色選びから鉛線の太さも、お客様に選んでいただきました。
オレンジと赤だけ色の合うものを発注しましたが、残りは工房で見て決めています。
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4人家族で赤、オレンジ、緑、黄色の4本のラインが太い鉛線で囲まれています。
全て透けるガラスなので、背後にある家の壁が暗くて気になっていましたが、心配したほど影響は無かったです。十字にはクリアーリーミー(流れのあるガラス)を使いました。
今回はお客様の意見を多く取り入れて、ありそうなのに作ったことの無かった、明るく力強い作品になりました。
これだけの色を使うのも心配でしたが、ランバーツがグレイがかっているので落ち着いて見えます。
「このステンドは我が家の絆と平和のシンボルです。大切にします。」とメールをいただきました。
うれしいし。そうゆう喜びってこの仕事にはある。と思いました。
ステンドも明るい家庭入れてもらえて喜んでいると思います。
どれぐらいプロとしての意見を言っていいのか迷ったり、欲があったり、頑固だったりしますが。それを上手に削ぎ落として行かないと、喜ばれる作り手にはなれないと感じます。
自分の行きたい方向を明確にして。
そうしたところで辿り着けるとは限らないけど。
ちょっと頑張ってみようかなって気になりました。