璃房ステンドグラス

DIARY日記

新田コージさんの絵。

作品展の余談ですが。
ちょうど璃房の作品展に重なって、新田コージさんの個展がありました。
前に購入した新田さん絵は、璃房の玄関に飾ってあります。
作品の搬入が早めに終わり、銀座まで急げば間に合うかも。
古い雑居ビルでエレベーターを手動で開けます。っといえば分かる人も多いのでは。
最初に気に入ってものは購入するつもりでした。

いつもとはちょっと違った感じの色合いで気に入りました。
1つだけ買うつもりでしたが、気になる作品がもう1つ。
最初は目に留めなかったものが、だんだん惹かれていきました。
あっても良いかな・・・気に入った作品だったら近くに置いておこう。

思い切ってもう1つ。(は〜予算オーバー)
写真は明るく写っていますが、薄暗い光だと静謐な、静かに訴える作品で購入して良かったです。
それから1ヶ月経った頃。花巻から手紙が届きました。
女性の差出人で新田という姓と花巻の住所で、奥様では?と思いました。
個展が終わる3月24日に亡くなっていたことが書かれていました。
新田さんとは4〜5年前、店じまいした新宿のギャラリー『ポルトリブレ』でお会いしたのが最初です。
廃品回収業で手に入れた金属を絵の中に入れ込む作風と、ユニークな人柄にひかれ1つ購入したのが最初でした。
工房にある作品は、新田さん意思は無視して逆さまに飾ってあります。その方がしっくりくるものだから。
(直しに来ないでください)

闘病中だとは知りませんでした。
2〜3年に1度買うかどうかの私が、1度に2枚購入するなんて。
手紙の返信は妻から送ってもらいました。
高額で売れる作家より、作りたいものを作っている作家の方がカッコ良く感じます。
花巻のアトリエに行ってみたかったです。