先月、今月と作家さんの個展を見に行きました。
どちらも過去に購入したことのある絵描きさんです。
工房の玄関にある梅田恭子さんの絵。

タイトル「ナツハオワリ」。35X55㎜の小さな作品です。
花のような鳥のような絵がガラスに描かれています。
わたなべゆうさんの絵。
リビング(といえるほどでもないが)にかけてあります。
チビの誕生した時の記念に購入したものです。

見に行った時のギャラリーオーナーの言葉が残りました。
命を削って作家さんが描いたものを、命を削って稼いだお金で購入するわけだから・・・
そのとおりですね。
簡単に作ちゃいけない。
工房の西の窓から夕焼けが見えます。
毎年綺麗に見える月は同じようで6月です。

前は隣の建物がなく富士山が見えました。季節によっては富士に日が沈むことも。
金曜になり日が沈むと、私に週末は関係ないのだけれど、町がほっとしている気がして御苑の東側を通り新宿まで歩いていました。
もうなくなったジュンク堂へ行ったりCD買ったり。毎週同じような生活だったな。
基本1人で仕事していますが、週1で丁稚奉公に来ている通称『でっち』がいます。
ステンドグラスの勉強のため3年間大阪から通い、半年前からご主人さんの転勤で東京に越してきました。
最近、資産運用に目覚めたでっちは預貯金や保険について話したあと、お金をドルで持った方が得か聞いてきます。
「3〜4年前ならよかったんじゃない」(私)
「1ドル150円になれば得なんですか?」
「今、かえてもどうかな〜?」(私)
「じゃあ円は買えないんですか?」
「?・・・??」(何のために)
金銭感覚も独特で、前に儲かることを「そしたら百万長者ですね」と言っていた。
手が届きそうだ。
偶然、先週読んだ本で百万長者が出て来た。
ベトナム戦争は百万長者を億万長者に変え。
最近の戦争は億万長者を兆万長者に変えるらしい。
(カート・ヴォネガットの本)
でっちは関西のステンドグラスのプロ養成校を出て、10年以上のキャリアがあります。
璃房ではパテとトレース専門。役に立つと感じるのは掃除と買い物です。
忙しいとコンビニで倒れ仕事の邪魔をします。
バイトになっても教室のみんなから「でっち」と呼ばれています。
驚くことに「でっちはね〜」自分で言ってます。
そんなでっちと仕事しています。
4月にリニューアルしました。ステンドグラスの写真もできるだけ自分で。
私の顔写真は生徒の旦那さん(プロのカメラマン)に、チビと一緒のは妻が撮影。
製作途中のステンドグラス。

向かい合うイルカ。

画像についているロゴマークが分かりますか?マークも自分で考えました。
母子のようにも見えるし象のようにも見えます。璃房のRiを表しています。
光を通したステンドグラスが壁や階段に映ります。

コメントも自分の言葉で。
昨日は生徒さんにポールのチケットをプレゼントされ東京ドームへ。
小6から聞きだし、私が知った頃にはもう解散していました。
しばらくしてジョンが再開したと思ったら撃たれました。
聞けるなんて思いつきませんでした。生徒さんには感謝感謝です。
満席のドーム、マジカルミステリーツアーから始まった時にはすごい歓声で、新曲よりビートルズの方が反応は良かったかな。私もそのくちです。
イエスタデイやレット・イット・ビー代表曲はもちろんサムシング、エリナー・リクビー、アンド・アイ・ラブ・ハーなど。なぜか日本人には人気のイエロー・サブマリンはしなかったね。オールマイラヴィングやミスタームーンライトも聞きたかったな。ジ・エンドで終わりです。
それほど好きではなかったヘイ・ジュードの時が1番聞いていた当時を思い出しました。
中1でエレキギターを持っていたけど下手で、それでもテスト勉強中は押し入れにしまうほど勉強もギターも、毎日の部活も頑張っていました。そんな時のことはよく覚えています。
生徒さんは知らずにチケットをくれましたが、昨日は私の誕生日。
昔聞いていたビートルズを生で聞かせてくれたこともですが、何かを頑張っていた時の方が、思い出も色濃く残ることも気づかせてもらいました。
今何かを頑張らなければ思い出にすらならない。
ま~多少の物忘れも入っているかもしれませんが。
24で東京に出てステンドグラスを始め48になりました。ちょうど半分です。
これからはしっかり残せる物を作る。頑張りましょうか。
未来の私が48歳からの俺はキレキレ切れ味だったね~と回想できるように。
先日、でっちが値付けしたガラスの価格が、はじめて高く間違っていた。(倍ぐらい)
このまま売ろうと黒私の頭をよぎったが、気分が悪いので直した。
このままでは気持ちが治まらないので、みんなに聞こえるように「でっち倍にしてる~直そっ」っといい人ぶりをアピールしてやった。
こんな講師に教わっている不憫な生徒の作品です。
っといつもは始まるのだが‥
先日、子供と行った鳩の森小学校内にある児童支援センターのステンドグラス。
ちびがときどき利用しています。
実は私のデザイン。上京して半年ぐらい経った頃のものです。ステンドグラスを始めたばかりでした。(制作は別)
売りは左右のパネルが同一のデザインです。1つの型紙で2枚作れます。
ステンドグラスを見ている水色の服はうちのちび。3月8日で1歳になりました。
22年前は大田区にいたので、千駄ヶ谷の作品がある場所に息子が行くなんて思ってもいませんでした。
いつもは笑わない麟太郎です。1歳になりました。
年が明けた元日に帰省しました。
障害者の母は右手が使えず、カップのヨーグルトをよく振り、左手でそのまま飲みます。
口の周りがオバQのように白くなっていて、あまりにもおかしな顔だったので、思わず「変な顔ね~」とチビに言うと
ブゥ! 口いっぱいのヨーグルトを吹き出した!
食卓に チビにおせちに 雪化粧 (芭蕉)
うちのおせちは乳酸菌入りだよ~
決まった言葉しか言えないので「おでとうございます」と謝ります。
おやすみなさいも「おめでとうございます」です。
去年までの10年ぐらい毎週土曜の夜に帰り、日曜に東京に戻る生活でした。
母を寝かせた10時過ぎが1週間の中で1番ゆっくりできる時間でした。
ここ1年は、仕事や子供が生まれ、帰るのも月2回から1回ぐらいに減ってきました。
私は中学時代、誰より早く学校に行き朝練していたが、母は1日おきに泊まりの仕事をしながら、毎朝間に合うようにお弁当を作ってくれました。
学校1早く登校する私の、学校1早く弁当を作る人でした。それが当たり前だと思っていました。支えられてたことを、最近になって感じています。
それがあったから頑張れたのかな。いつも期待に応えるように、もしかしたら褒められたいから。っと思うこともあります。
帰省する回数は少なくなったけど,その時間分頑張りましょう。昨日からフルスピードで仕事しています。
今も誰かに支えられているのでしょうから。
教室の方は,もっと頑張れと生徒さんから聞こえてきそうです。
まだ工房は散らかっしっぱなしなので明日片付けます。
こんな感じですが、今年もどうぞよろしくお願い致します。
子供ができたことが1番ですが、当たりまえですね。
「3歳までの可愛らしさで一生分の親孝行している」と聞きましたが、半年で来世分まで孝行してもらいました。
今年の大事な出会いは言葉。
「実力をつければ宣伝はいらない」(花子とアン)と中野孝次さんの本でした。
どちらも言っている言葉は違っても、受け取る印象は似ているものでした。
雑音の中で何が大事で、何をしなければいけないか見つけやすくしてくれます。
無理にさせる気はないが、もし息子がステンドグラスの作り手になった時に、私が作ったものを修復する機会があると思えば恥ずかしい仕事はできません。
「親父にはかなわないな」って思われるように。そして自分でも満足できる仕事ができるように。2015年はそんな年にします。年男だし。
掃除は手つかず、終らない年賀状を休んで、散らかった工房でそんなことを思う。
(ハワイの海を眺めながら・・・とか言ってみたいけど)
2015年もどうぞよろしくお願い致します。
って風貌でもないし、無感動、無表情の私だが阿波踊りだけは欠かさず見に行ってます。
最初からお目当ての連でした。
飛びます、飛びます。
子連れの人も。
ボクも参加~
踊ってみたいけど踊る阿呆側にはなかなかいけません。
チビの手を取って、踊らせてるふりをしてちょっとだけマネをしてみました。それでじゅうぶん。
お盆は子連れで実家に帰りました。別々の施設にいる両親を実家に泊まらせ、送っていく朝に車椅子をトランクに入れ、閉める時に自分の頭を打ちました。
この世のものとは思えない、そそり立つようなたんこぶができました。1週間が経ちおでこのたんこぶは、目の下の青あざとなってより目立っています。
絵)さわこ画伯
青あざは、今日は目の下の方に移動中です。
当たったのはおでこですが、生徒がドコまでがおでこか分からないので頭との境界線を書いておいてと言っています。
君の次回のコーヒーはフラックス入りだな。
10年いた住まいの方です。
3~4畳半など渡り歩いて10年前、やっと手に入れた風呂つきのマンションでした。(賃貸だけど)
貧乏と決別するのだと、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、レンジ、布団などほとんど捨て越してきました。
1部屋でしたが私には充分でした。新しく買った白いソファーとお気に入りのスピーカーだけで。
でも3人には少し狭いかな。
ここもあと10日です。
大きく開放的な窓。ベランダ側も全面の窓。
最近、妻の知人に頂いたテーブル。ここ1ヶ月ぐらいはここで食事。今までは文机でした。
夕方暗くなるのを、灯りを消してビールを飲みながら見るのが好きでした。今は早朝から朝日が入ってきます。
荷物でいっぱいだけど南側の窓からは蔦の緑が見えます。
週末は神宮の花火が見れました。
写真はイマイチ。
毎年ベテランの生徒とかOBで見ていました。
去年は妻と2人で、今年は3人+妻の友人と。
懐かしいな~。ワインはこぼすわ、カーペットにゲロするわ、食い散らかして帰るわ・・・
引越先は歩いて1分の近所です。千駄ヶ谷から離れたくはなくて。
隙間が好きな君には1部屋増えても関係ないかな?でも水やカーテンの音で起こされることはないね。
私がベットで妻子が床で寝ていました。ちょっと前まで・・・ 今は私が床です。
自称お嬢様の妻も、シャ乱Qの歌ようにシングルベットで3年、我慢して付き合ってくれました。
さて頑張って働きましょう。種を蒔きましょう。地中に根を伸ばしましょう。人生の準備体操も終ったことだし、ギヤチェンジして本気モードの切れ味をお見せしましょう。