璃房ステンドグラス

DIARY日記

虫の名前

教室の壁に虫がいる。斉藤君と言っている。去年の夏頃から窓の上の壁にくっついている。
斉藤君の前にも加藤君(同種の虫)がいた.2~3年はいただろうか?璃房で作品展をした時に、掃除をしていた後藤さん(虫じゃない)に取られた。
今週、生徒が斉藤君に気付いた。
「あ~こんな所に虫がいる」
「そうだよ、斉藤君って言うんだ」
「名前あるんですね、生きているんですか?」
「生きてるよ、最近、茶色くなってきたけどね」
「へぇ~そうなんだ」
(あれっ、まさか信じてないよね?他の生徒は「やだ~先生ったら」とか言うのに)
「えさ、あげなくて大丈夫ですか?」(えさっ!)
予想外の質問に応用が利かない.いつもなら「こいつね、夜になると動き出し朝には元の位置に戻るんだ~」とか言って笑っているのに。
「えさ、大丈夫かな~」(えさのこと2回言った。純粋なの?・・・それとも天然)
私は、嘘をついたこと謝った方がいいのかな。
本気で生きていると信じているのか分からないまま話は終わってしまった。表情は終始、真顔だった。(読めない・・・)
・・・でも、虫のえさって人間があげるの?