璃房ステンドグラス

DIARY日記

ステンドグラス美術展 出展予定作品の制作行程

ブルーのフラッシュガラス(透明に青の2層)のブルーの色を抜きます。
前回色の濃さを全体に薄くする作業をしましたが、色が合わず5ピース切り直しました。サンゴバン2分の1サイズを無駄に。もったいない。
液体グランドとダンマルゴムを火にかけ、テレピン油で薄めた液をガラスに塗ります。
黒い所です。筆のタッチが出ます。

段階抜きしたところ。今回はブルーの濃淡がとても重要です。濃さがバランス良くできないと作品もイメージと違う物に。

透明部分は黒塗りしますが、透明のまま残したい所はスタートレーパーを貼ります。
(白っぽい所、黒塗りした後、剥がします)
黒は2度焼くので同じことを2回します。グリザイユ(絵の具)でミスをすればやり直し。
赤も緑も同じ手順で色を入れます。4~5回はスタートレーパーを貼って切る作業。

予想以上に時間がかかっています。
大変なのはこれからで、黒のべた塗りしたあと、スタートレーパーが使えなかった細かい部分の掃除です。
過去、似たような作業をしていますが、それが1番きつかったのを憶えています。