璃房ステンドグラス

DIARY日記

ネコのステンドグラス。

 昨年20歳で亡くなったネコの写真をステンドグラスにと依頼がありました。

介護の大変な奥さんへのサプライズプレゼントです。
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写真を見ながら背景を考えました。椅子をそのまま使うデザインに。
ご希望は足跡と肉球、花は亡くなった時を思い出すということで入れませんでした。
直射日光。
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ちょうど依頼があった頃
日曜美術館で亡くなった娘さんの絵を画家に依頼する内容の番組がありました。
ご両親は,笑顔が魅力的な明るい娘さんを望んでいてように思えましたが、完成された絵は落ちついていました。
作る側目線で見ている方が不安。でも完成した絵をとても喜んでいました。
クリアリーミーに背景の葉の緑が映ると綺麗でした。
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椅子の白はストーミー。白い流れのある透け気味なガラスでネコと差をつけました。
肉球のサンプルもナギットを付けチェーンにセット。
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奥さんも喜んでくれたとメールをいただきました。
作ったあとはそれが1番気がかりなことなのでホッとしました。
私がネコを飼っていたのは小学校低学年の頃。
前に書いたが、半ズボンの足めがけひっかきに来る。
私は鼻にキンカン(虫さされ用)を塗り応戦していました。
それでも遊んで欲しくて近づいてきました。
1番年下の私を友達と思っていたネコは、ある日庭で固くなっていました。
お盆にネコも帰ってくるのでしょうか?
「もっと可愛く作ってにゃ」なんて思われてなければいいけど。