璃房ステンドグラス

DIARY日記

コートのプリンス。

なんて言われたことは無い。
今日の晩飯。茹でたて空豆、トマト、梅酒。
窯入れしたら疲れて食事に行けなかった。

友人の息子が,ソフトテニスで関東大会を目指している。私達が(友人と私も関東に行った)熱くなった時代にいる。
27年前の話。
基礎ができてない私は中2で行き詰まった。そんな時、雑誌でイメージトレーニングの記事を見た。
部活が終わった夕食前と就寝前,好きな曲を聞きながら勝つイメージをした。願望という程強烈なものでない。3年になり勝ち始めた。それでも関東に行けるベスト8には微妙なラインだった。
関東大会予選の前日,夕食前に「ちょっと出掛ける」と言って試合のある緑が丘まで自転車で30分かけて行った。暗くなったコートに忍び込んで関東に行けるように祈った。
あの時はそれほど勝ちたかった。
関東の切符を手にし、好調をキープしていた。格上相手に2勝し神奈川1位に逆転負けした。
急成長した私を顧問は「五味は相手を弱くする」と端的に言った。
その通りだ,決して技術的に上達してはいないのだから。
勝負けは事前に分かる気がする。関東前日,六本木の有名な喫茶店に中学のジャージで行った,顧問と前衛が話をしたいたが私は加わらず窓の外を見ていた。その時とてもリラックスしていて明日は大丈夫だと思った。
茶店から。宿舎への帰り道が分からず六本木を徘徊した。雰囲気のいい居酒屋の前で顧問が「お前たちが大人になったらこんな店で飲みたい」と言った。神社でお参りし、タクシーには近すぎると乗車拒否、「試合前に疲れさせちゃいかない」と顧問が心配した。
よく憶えている。思い出がつまっている密度の濃い頃だ。
負けた試合を何度も急に思い出し、座っている座布団をたたいては祖母に「そんなに悔しガッチョし~」と言われた。試合の流れを決めた1球、それをずっと悔やんでいたんだ。
友人のブログに息子のテニスが載ると思い出してしまう。
そんな熱い時代にいるのか、本人はただ必死なのだろう。後悔しないように頑張れ!
親父が熱くなっていることは知っている。(親父は県でベスト後衛に選ばれたらしい)
私も熱かった,今は作ってる作品が良くなるように情熱を傾けよう。
生徒に負けるわけにはいかないし。
個人戦で関東行ったら見に行こうかな。