日記
旅に出る。
きっちり足に合った靴さえあれば、どこまでも歩いていけるはずだ。そう心のどこかで思いつづけ,完璧な靴に出会わなかった不幸をかこちながら、私はこれまで生きてきたような気がする。行くべきところぜんぶにじぶんが行っていないのは、あるいは行くのをあきらめたのは、すべて、じぶんの足にぴったりな靴をもたなかったせいなのだ、と。
(下記のプロローグより)
須賀敦子全集3巻を持って、自分探しの旅にでた。
こまち、5能線を乗り継ぎ白神山地の旅。
自分を知るには他人から、と。秋田美人を探し、青森ではブログの写真を探す。
『所詮,私の自分探しなんておちゃらけたものだ。』
網元民宿のいつもよりおいしい魚をたべながら思う。
白神山地。
12湖と暗門の滝。マザーツリーをまわりました。
寂しげな日本海。
5能線が脇を通る宿。
その向こうは海です。
帰りは寝台特急。
鍵のかかる個室に。落ち着くし快適!
晴れたら星空も見えるのかな?
読書や考え事するにはいい。
昨日は写楽の最終日。富士より滝巡りに心動かされる。
見つかるものなどなにもないけど、仕事から離れるのもいい。
でもステンドグラスが頭から離れることはなかったかな。